
「益虫」「害虫」とは?
完全に区分けされているわけではなく益虫にもなるし、害虫として扱われる虫も多くいます。
例えばクモは益虫であり、害虫でもあります。
まずは、驚きの益虫のランキングTOP5を見ていきましょう♪知れば知るほど、見る目が変わりますよ!
【益虫】最強クラスのランキングTOP5!

人それぞれ、益虫と感じる虫は変わります。農家の人にとっては害虫だ、とか。
しかし、ここでは私が調べて分かった、一般的に「益虫」と言ったら「最強クラス」を5選しました!
- ミツバチ
- カイコ
- ミミズ
- クモ
- ゲジゲジ
1.最強!ミツバチ

ミツバチは色々な花を移動して蜜を集め、受粉の手助けをし、さらに集めた蜜は美味しいハチミツになりますよね。
人間にとって利益しかありません。ミツバチは害虫の捕食による益虫とは違います。益虫として素晴らしいですね!
▼ミツバチのライフサイクルから得て利用をしているもの
- ハチミツ
- 蜜蝋(みつろう)
- プロポリス
- ローヤルゼリー
- 花粉
2.なかなかやるじゃん!カイコ(蚕)

クワの葉を食べ、絹を作りだしてサナギの繭(まゆ)を作る不思議な昆虫です。カイコは蝶や蛾の仲間。
成虫「カイコガ」を幼虫含め、「カイコ」と呼びます。家畜化された昆虫で、野生動物としては生息しません。
逃げたしたりせず、人間の管理なしでは生きられない珍しい昆虫ですね。成虫は羽があっても退化していて飛べません。
幼虫がつくる繭から絹糸をとるため、益虫になるべくして生まれたみたい・・・
3.昆虫じゃない虫、ミミズ(少し害虫兼任ですか)

ミミズは土を食べ、そこに含まれる微生物や小動物を消化吸収しています。土壌改良のために利用され、土壌を良くする益虫とされています。
目・手足もないヒモ状の動物ですが、「益虫」と扱われているのは「虫の分類」に属しているからですかね。
【害虫扱いのミミズ】フンとして排泄した土のかたまりがイネの苗を多い、稲刈りに支障を与えたり、草地にいるミミズがフンのカタマリを積み上げゴルフ場の芝生を汚したりすることもあります。
→ 虫と昆虫の違いとは【小学生の息子に教える】ミミズや蛇は虫なの?
4.【不快害虫だけど】クモ

益虫なのに害虫としてトップ1・2を争うほどの存在、クモ。
実は私、クモは苦手の虫なのです。
害虫としてのクモ
まずは不快害虫とされている。見た目の不快さ。私はまさにこれに影響を受けて、苦手なのです。
ほかに、昆虫を捕食するため害虫以外にも益虫も食べてしまう場合、害虫として扱われます。
益虫としてのクモ
害虫を捕食してくれるので益虫とされます。
特に、アシダカグモには驚きました!私の苦手な虫「ゴキブリ」を大好物としているんです。
不快害虫には変わりませんが、少しクモの見方が変わりつつある・・・
▼ゴキブリを食べるクモ「アシダカグモ」
ゴキブリにとっての最強の天敵「アシダカグモ」は網を張らない徘徊性のクモで人間には悪さはしません。
家中のゴキブリを食べると、自然と出て行く外来種。見た目グロテスクだが、人が近寄ると逃げようとする臆病なクモ。
しかし、突然走り回るせいで逆に怖さを感じインパクトを与え、不快に思われる、かわいそうなクモ。
アシダカグモの姿 ←閲覧注意!画像を見れない人はクリックしないでくださいね。
遭遇したくないけど、ゴキブリを監視し、守り神としてアシダカグモにいて欲しいな、と思ってしまいました。
※アシダカグモは好物のゴキブリがいなくなると、ゴキブリを求めて移動しその場からいなくなってしまうという。
ゴキブリがいないなら、うれしいような、「クモ、行かないで!」と寂しい気も。
5.見た目のグロさ最強!ゲジゲジ

クモと同じ、益虫なのに害虫としてトップ1・2を争うほどの存在、ゲジゲジ。
ゲジゲジの写真を載せるのもイヤなくらいな見た目。キライなほどではありませんが、イヤな虫ですよね。
しかし、ゲジゲジも立派な益虫だったんですよ。
害虫としてのゲジゲジ
まずは不快害虫とされている。見た目の不快さ。駆除の対象にも・・・。
これはクモと変わりないですね。
ゲジゲジは走るスピードが非常に早い。木の上で待ち伏せしたり、低空で飛行中の蛾をジャンプで捕らえる。
高い運動能力と頭脳を持っています。
しかし、それが逆にあの見た目でその能力を発揮されたら・・・。益虫とはいえ、ギャップが恐ろしいんですよね。
益虫としてのゲジゲジ
大好物として「害虫ゴキブリ」を捕食します。
ゴキブリは、3つの衛生害虫・経済害虫(農業害虫など)・不快害虫のすべての性質を兼ね備えている害虫の代表格。
そんなゴキブリが好きだなんて、ナイス!ゲジゲジ♪
- ゴキブリ
- シロアリ
- クモ
- ダニ
これら人間に害を及ぼす害虫や昆虫を食べてくれる頼もしい存在だったのです。

また、ムカデとは違い、人に無害で毒も無し。
ゲジゲジは几帳面でゴキブリの羽も残さず食べます。食べ終わると汚れを落とし、キレイに磨いているのだとか。
病原菌を運ぶ機能がなく、衛生害虫には含まれません!不快害虫には変わりないですけどね(汗)
益虫と害虫を知ろう

益虫(えきちゅう)とは、何かしらの利益をもたらす虫のこと。
害虫(がいちゅう)とは、さまざまな形でヒトに被害を与える虫のこと。
どちらでもない「ただの虫」もたくさんいます。
※害虫の反対が益虫
※昆虫食として昆虫を利用する場合は、益虫とは呼ばない
人間にとって不利益か、利益なのかで分けられる。実はそれだけのことなんです。
しかし、益虫は見方によっては害虫になることもあります。
代表的な虫、それが「クモ」。
益虫と害虫、兼任のクモ

クモ類は害虫を食べる益虫とされている、実は優秀な虫。
昆虫を捕食し、衛生害虫や農業害虫の天敵として昔から「益虫」とされています。
■衛生害虫とは、
血を吸う・噛むなど、人と動物に直接に害を与えるもの、病原体をうつし被害を与えるなどの害虫。
(例:ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニなど)
■農業害虫とは、
田や畑で食い荒らし、農家に多大な影響を与える害虫。
(例:ウンカ・アブラムシ・ナメクジ・イナゴなど)
▼なぜ、クモは害虫?
やっぱり、見た目でしょうね。姿を苦手とする人にとっては不快害虫。
農業害虫や衛生害虫と違って見た目から不快に思われる「不快害虫」とされています。
クモには申し訳ないけれど、見た目だけで「害虫」扱いになってしまうということです。
不快害虫とは、形の気味悪さや大発生などで嫌がられる虫のこと。
益虫や害虫であることに関係ありません。
動き・見た目が気分を害するという人間の自分勝手な理由で
「害虫」に分類されるものを指します。
不快害虫は存在が不快というだけで実際は特に害はない、かわいそうな虫なのです。
(例:クモ・イモムシ・ヤスデ・アリ・ダンゴムシなど)
ちょっと見直しちゃった

不快害虫で生理的に無理!って思っていた虫も実はすごい頼もしい存在で見る目変わりませんか?
私は、すごく見る目が変わってしまいました!
ゴキブリだけは、無理です・・(益虫でもないし)
実際は、ゴキブリも昔から世界各地で食用や薬用に利用されています。
見た目不快だけで害虫扱いっていうのも、かわいそうですよね。TOP5で上げた以外にも害虫と呼ばれる益虫はまだまだ、たくさんいます。
自然界では、食物連鎖のように、食う食われがバランスよく行われています。誰かが大量発生すると誰かが絶滅したり、害虫被害が拡大したりします。
害虫が大量発生したら恐ろしいですよね。
【最後に】「クモの巣」で頭の体操!
私は、まだクモを触れないけれど、苦手なクモも見る目が変わってきてよかったと思っています。
↓↓この、クモの巣、よく見てください!

なにか、浮きあがって見えてきませんか?

クモがいるみたいなクモの巣ですよね!