
「絵本を読み聞かせているのに、うちの子全然笑わない、大丈夫?」
子供のためにいろいろな絵本を読んであげたい、という想いに反して、無反応なわが子。笑わないことを心配するママも少なくないようです。
なんとかして、笑わせたい!と試行錯誤して頑張ってしまうママもよくあることです。
手軽に楽しめる手遊びは、子育ての中で誰もが触れ合ってきた身近な遊びですよね。
代表格「いないいないばあ」は、知らない人はいないというほどの馴染みのある手遊び。そんな「いないいないばあ」の絵本も一度は目を通したことがあるかもしれません。
赤ちゃんが笑うなら、ついやってしまいますね。
中には怖がって笑ってくれない子供もいる「いないいないばぁ」ですが虫探しや遊びにいきる理由を解説します!
なんで、笑ってくれないんだろう?

子供がテレビや絵本を見ているとき、ボーっとしているだけで無表情のときがあるのを知っていますか?
- 内容に集中しているとき
- 内容が頭に入っていないとき
どちらのパターンでもあり得ます。
「内容が頭に入っていないとき」では、何も考えていない状態なのでしょうか?
ボーっとしているようで、違うなにかを真剣に見ていることもあります。
例えば、下のハート型の雲。これを見て、何を思いますか?

- 「青と白の2つの色」
- 「真ん中にふわふわの白いもの」
- 「ハートの形をしている白いもの」
- 「空にハートの形をしている雲がある」
- 「これはなんだろう?」
みんな、それぞれ思うことは違いますよね。
考えてたり、思っていると内容が入ってこないでボーっとしているように見えてしまいます。
実際、私の小さいころや私の子供が当てはまるので以下でご紹介。↓
耳からの情報より、目からの映像で情報を理解するのが得意な人もいます。
よく人の顔、表情を見入ってしまう人は、目からの情報を得ていると思います。観察するのが得意、好きな人はそういう傾向にあるかもしれませんね。
例にあげた、ハート型の雲も見たときに隅々、映像として見てしまうんです。
「ハートの輪郭、ここはこうなっているんだ!?」
内容より、そっちが気になってしまうこともあります。そんないろいろなことを考えていると笑い忘れてしまうことも。
みんなが笑っているテレビを映像で見入ってしまった私の無表情な姿に驚かれたことがあります。私の子供も同じ無表情で見ていたので映像で見ているのかも、と思いました。
「なんで笑わないんだろう?」って心配になるとは思いますが、子供なりに考えている可能性もあるんです。
映像で理解する子供は、耳からより目からの情報が得意かもしれないので、オーバーリアクションで楽しませるとケラケラ笑ってくれるかもしれませんね。
カーテンに隠れて体全体で「いないいない・・・ばぁ!」ってやってみると効果があるかもしれません。
映像で理解してくると、だんだんと内容にも集中してくると思います。いろいろな本や映像を見せて、体験をさせてあげるのが今後の遊びや経験に一番いいわけです。
【てっぱんのあやし方】みんなが知ってる「いないいないばあ」

小さいころから馴染みのある遊び。絵本700万部突破には驚きです!
赤ちゃんの心の声を言葉にすると、
「もうすぐ出てくる、出てくる……やっぱり出た! 」
大人でも、手品を見るとき、そんなワクワクがありますよね。
赤ちゃんにとってそんなワクワクは、まさにうまれて初めての体験。
相当面白いはずですよね!
しかし、「出てくる」のは顔でなくてもいいらしいんですよ。
とにかく、期待した結果がもたらされることが
楽しいと感じるから笑顔になるんですね。
笑ってくれる、楽しんでくれる、のがねらいですが笑わなければいけない絵本とする必要はありません。
いろいろな絵本に触れあうのが大事なので笑わなくても気にしなくてOK!それよりも、このような体験を虫探しや遊びを通して楽しめます。
昆虫採集に行こう!「いないいないばあ!」って虫探し

コンクリートブロックや大きな石、コンクリートのかたまりなど・・
ひっくり返してみたことありますか?ぜひ、石の下を覗いてみてください!虫がいるんですよ!

そのときに、我が家では石だけでなく
- 枯れ葉や落ち葉
- 木の枝
- 植木鉢
など
馴染みのある「いないいない・・・ばあ!」って言いながらひっくり返していますよ!子供たちも楽しんで虫を探しています。
虫がいた時のワクワクは「絵本のワクワク」に似ているんですよね。
隠れているのは「てんとう虫の幼虫」

ひっくり返してみるとテントウムシの幼虫がじっとしています。こんなところにいたのね、とビックリします。

【虫探し】ワクワクを体験!ねらいとは

自然と触れ合うと今まで気づかなかったことに目が止まります。ワクワクすることも多く、公園に行っても遊具だけでなく、地面や草などを見てみるのも楽しいですよ。
「はらぺこあおむし」著者の子供時代

「マザーズセレクション大賞2020」を受賞した、はらぺこあおむしの生みの親、「エリック・カール」。

「子どものころ、父はよく、草原や林につれていってくれた。そして、石をもちあげたり、木の皮をはがしたりして、ちょこちょこ動く小さな生きものたちをみせてくれたんだ。」
このコメントを見て共感しました!
子供のころの生きものとのふれあいは、「大事だな!」と思います。身近な生きものにふれあい、命の大切さを感じながら観察するねらいがあります。
虫の観察をしていると虫の動きや「こんなところにいるんだ!」と、おもしろいですよ。
> 絵本「はらペこあおむし」の魅力【エリック・カールのしかけ絵本】
子供たちと一緒に体験しよう

天気のいい日、散歩をしながら虫がいるかな?ってぜひ探してみてください!
そのときは、「いないいない・・・ばぁ!」って子供たちと一緒にやってみてくださいね!
子供たちの心の中では、幼いときに手遊びした「いないいないばあ」の楽しさを無意識に感じていると思いますよ。
▲動画:むしらぶろぐ「【12種】虫の「こんなところにいる・・」を集めてみた【動画・写真】」」より
*追記*(2021/01/03)
2021年 新年早々、テントウムシの幼虫を見つけました!寒い冬をジッと耐えているのかなぁ・・と見入ってしまった。
「冬ももう少しだぞー!がんばれ!」
